Labo288

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独学で、経費をかけず、英語をマスターする方法(Reading)


もくじ

  • はじめに
  • この記事における目標
  • 具体的方法論
  • おわりに

はじめに

皆さんは自分がいつ日本語を読み書きできるようになったか覚えているでしょうか。僕は覚えていません。いつの間にかできていた、と大半の方は回答することでしょう。日本語と英語を比較して、私は日本語が簡単に使えるようになる言語だと感じた事はなく、したがって、日本語を扱える誰しもが同様に英語を扱える知能を持っているといえます。しかしながら、学生時代から現在に至るまで、「英語」を扱うのがとても難しいものと考えている多くの人と会ってきました。この記事は、その偏見を取り払い、そして最低限リーディングができるようになるまでの具体的方法論を示す事を目的とするものです。

この記事における目標

「一般的な英文を苦労せず読めるようになること」を目標とします。

具体的方法論

方法論の前に

具体的な方法論を示す前に、英語学習について思うところを述べます。 「はじめに」で説明したとおり、誰しもが自らの母国語をどうやって習得したか理解できません。一方で、色々な方法論にしたがって英語を勉強してみてもなかなか習得できずに諦める、なんて事もあるでしょう。しかし、母国語を習得したときと外国語を学習するときで、決定的な違いがあり、習得できない原因のひとつです。それは「量」で、母国語を「母国」で学習する限り、身の回りには母国語があり、テレビや家族や友達は皆母国語を話す訳です。一方、外国語を学習するとき、皆さんの周りには何があるでしょうか。膨大な量の母国語があるわけです。つまり、幼少期より頭が固くなっているとかそういう事ではなく圧倒的にインプットが足りないわけです。実際には、母国語と同量の外国語で身の回りを埋め尽くす事は難しく、それゆえ外国語学習は難しいものとなっています。だからこそ、意識的にインプットを増やす取り組みが必要となります。

語彙編

基礎編は語彙と文法理解についてです。まず語彙についてはゴールはありません。我々が日本語のすべての言葉を把握できていない事と同様ですし、日々新しい言葉が生まれているからです。したがって、英語のニュースなどで目にした言葉等を継続的にインプットしていく必要があります。しかしながら、初学者の段階では一定量の語彙力がないと文法等の学習も効率が上がりません。以上の事から、まず第一段階として何らかの単語帳一冊に記載されている単語をすべて丸暗記しましょう。具体的方法論という見出しの割には原始的な手法に感じるかもしれませんが、言語学習の大前提は語彙力です。今日覚えた単語は1週間後には忘れていますから、何度も繰り返し覚えてください。語彙力はすべての土台です。単語帳は基本単語が網羅されているものであれば何でも構いませんが、以下に私の推奨する単語帳を記載しておきます。

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本書の活用には一定の文法知識が必要になるため、以下に示す文法編と並行して進める事をおすすめします。使い方としては、ゴールを「日本語を見て原文を再生出来る」事と設定してすべてのセクションを丸暗記する事をおすすめします。別売りのCD(応用編)を活用するとなお効率が良いです。

文法編

続いて文法編ですが、まず我々は日本語の「文法」を理解していて、説明できると言えるでしょうか。必ずしもそうとは言えないと思います。そんなわけで、文法は不要であるという論からひたすら英文に触れろ、という方法論が説明されている事もあります。間違いではないと思いますが、いかんせん回り道になってしまって、英文を読めるようになるまで相当時間がかかると思います(留学等で英語しかない環境に自らをおけるなら別)。現代人に使える時間は限られているため、少しでも効率のよい方法で英文を読めるようになりたいところです。たくさんの文章に触れ、それらの文章の一定の法則を理解していくより、一定の法則を理解してからたくさんの文章に触れた方が習得が早いと私は考えます。  さて方法論ですが、文法とは文字通り、「文章における一定の法則」の事です。主語のあとに助詞がきて、その後は動詞が…という一定のルールが言語にはあります。英語はプログラミング言語と違い複数のバージョンがある訳ではないのでルールはひとつしかありません。したがって学習に用いる本はなんでも良いですが、これについても推奨する本を示します。

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有名な「Forest」を丸暗記してもよいのですが、必要事項が凝縮されている本書の方がより効率的に学習できると思います。 英文にはパターンがあります。5文型なんて言いますが、本書はそのパターン暗記に非常に効果的です。

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上記の本を理解したのち、本書により、実際の英文読解に文法知識を応用する事で、より深い理解が得られます。非常に難しい本ですので、解説を読みながら何度も読み返しましょう。


以上が基礎編です。応用編は特別な事をせず、様々な英文に触れるいわゆる多読を行ってください。これまでの基礎がしっかり固まっていれば全く読めないという事はないと思います。最初はゆっくりで構いません、たくさん読んでいれば必ずスピードは上がります。また、なるべく日本語には訳さないでください。文法的に複雑な文章等は訳さないと理解出来ない事もありますが、そうでない場合は英語を、英語のまま理解出来るよう、英単語を、日本語訳の意味ではなくイメージとして理解出来るよう努めてください(apple→りんご→🍎、ではなく、apple→🍎という事です。我々はりんご→apple→🍎なんて考えませんよね?)。そして、ここまで来れば「一般的な英文は苦労せずに読めるようになっている」はずです。

おわりに

英語といっても、日本語やフランス語や中国語等様々な言語のうちのひとつにすぎません。自分は日本語をどう扱っているのか、ネイティブは英語をどのように扱っているのか、考えればここで説明した方法論以上の、自分なりの方法論が見つかると思います。英語学習で苦労している皆さんには、繰り返しになりますが圧倒的にインプットが足りないと、再度お伝えさせてください。極論ですが、語彙力さえあれば無理やりにでも文章は読めます。ひとつひとつの意味を考えて繋ぎ合わせればいいですからね(I/eat/an apple/every/morning → 私/食べる/りんご/すべて/朝 → 私は毎朝りんごを食べる)。これでも読めない事はないですが、すごく遅くて、英文を読むことがストレスになるでしょう。したがって、語彙力と文法理解、そしてその応用とステップを踏み、ストレスなく英文を読めるようにがんばってください。以上です。